2026.04.22
このたび、氾濫リスクの評価技術に関する知見をさらに深化させることを目的に、“Flood Risk and Climate Change assessment technologies in Hokkaido and the Netherlands phase3(北海道とオランダにおける氾濫リスクと気候変動評価技術 第3期)”として、オランダの水・国土管理を担う政府機関Rijkswaterstaatの資金援助のもと、オランダ技術機関との共同研究を実施することになりました。
弊社は2019年より、オランダ政府の研究助成プログラムの枠組みを利用した日本・オランダの共同研究に参画してまいりました。本研究には、日本側から弊社のほか、北海道大学大学院工学研究院土木工学部門 河川・流域工学研究室(山田朋人教授グループ)及び北海道河川財団等が参画し、オランダ側からは、水分野の建設コンサルタントとしてHKV lijn in water B.V.及び研究機関のDeltaresが参画します。
本研究の一環として、2026年4月6日から10日にかけてオランダ側メンバーが来日し、4月10日には弊社会議室において、河川部・河川環境部の技術者との意見交換や勉強会等を実施しました。今後、日本側は、オランダの治水の考え方である「リスクベースアプローチ※」や「堤防決壊確率」の適用等に関する技術を継続的に学んでいきます。一方オランダ側は、2021年にリンブルフ州で甚大な被害をもたらした河川災害を踏まえ、さまざまな洪水を経験してきた日本の治水技術に関する情報をもとに、自国への適用性を評価していく予定です。
本研究を通じて、双方の技術レベルのさらなる向上を図るとともに、研究成果の北海道における社会実装を目指し、今後も研究を一層深めながら、気候変動影響という大きな課題に一歩ずつ対処し、将来の治水のあり方を前進させていきたいと考えております。
※氾濫リスクの大きさや発生可能性に応じて優先順位を付け、効率的・効果的に対策を講じていく手法





