自然環境に配慮したサケの保全対策技術
分野
環境概要
近年、環境アセスメントにおいては、事業に伴う環境への負荷に対して、回避・低減・代償などの環境保全措置の検討が必要とされています。 これらの考えを踏まえ、当社では、サケの産卵域において橋梁工事が行われる際、工事前にサケの卵を採集し、人工ふ化箱による移植を提案しました。この技術により、サケの産卵に影響を与えずに工事を行うことが可能となり、事業を円滑に推進することができます。
●卵の移植作業
●サケ科魚類が産卵できる環境であれば、移植が可能。
●卵のふ化率は、自然産卵(60~70%)よりも高い(90%以上)。
●卵をふ化させるふ化室、仔魚を成育させたのちに浮上させる成育室の2 層で形成。
●底・フタ・側面とも、水の浸透・沈泥防止・卵および仔魚の保護(衝撃・外敵侵入防止)に適した形状。
●卵のふ化率は、自然産卵(60~70%)よりも高い(90%以上)。
●卵をふ化させるふ化室、仔魚を成育させたのちに浮上させる成育室の2 層で形成。
●底・フタ・側面とも、水の浸透・沈泥防止・卵および仔魚の保護(衝撃・外敵侵入防止)に適した形状。