希少猛禽類を調査・保全する技術

分野

環境

概要

「調査圧」ってご存知ですか?
 猛禽類は警戒心が強いため、実は調査員自体を警戒し避けて行動します。これを私たちは『調査圧』と呼んでいます。調査圧を与えると、彼らの行動圏を正確に把握できず、事業による影響などを正しく評価 できません。
 私たちは、鷹匠から猛禽類の正常行動と異常行動を識別する技を学び、必要に応じ車内観察を行うなど、調査圧を与えないように配慮しています。

定点観察

調査員が直接観察するので、できる限り目立たない服装で実施。

車内観察

調査員は車内から観察、さらにブラインドで人の気配を消すことで、調査圧を低減。

観察結果の比較

ある事業で、2つの手法でオジロワシを観察したところ、車内観察のほうが長時間観察でき、警戒心を抑えることが実証されました。

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