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　平成25年度土木学会賞において、当社が設計した「仙台地下鉄東西線 広瀬川地区橋梁」が田中賞（作品賞）を受賞しました。土木学会田中賞とは、橋梁・鋼構造工学に関する優秀な業績に対して贈られる学会賞です。田中賞の由来は、関東大震災後の首都復興に際し、隅田川にかかる永代橋や清洲橋といった数々の名橋を生み出した田中豊博士に因むものです。
　広瀬川橋りょうは、下流の昭和初期に建設された大橋との同時眺望を意識して、現代の技術と新しい造形がもたらす視覚的な効果に期待し、主桁を張出しの大きな逆三角形断面として妙味ある桁裏の表情を創りました。西公園高架橋は、桁下の公園空間を程良く仕切りかつ公園内のプロムナードとして活用するため、支間長わずか5ｍのCFT柱ラーメン構造を用いて柱とスラブの断面をコンパクトにしました。さらに連続する２橋の構造を一体化するため、共通する排水装置として「開水路」を設けました。
　当社は設計競技で選定され、詳細設計と施工監理を担当しました。東西線は2015年開業予定です。

土木学会田中賞（作品部門） 「仙台地下鉄東西線広瀬川地区橋梁」

所在地

宮城県仙台市

企業者

仙台市交通局東西線建設本部

構造形式

広瀬川橋りょう　３径間連続ＰＲＣラーメン箱桁橋
西公園高架橋　ＲＣスラブ式ＣＦＴ柱ラーメン高架橋

諸　元

広瀬川橋りょう　橋長＝172m　支間割＝53m+70m+47m
西公園高架橋　橋長＝118m(5連)　支間長＝5m

お問い合せ

株式会社ドーコン　交通事業本部（担当：畑山，寿楽）
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