平成17年度 苫小牧東部地域特定産業展開可能性調査業務
発注者
国土交通省北海道局
業務概要
◎調査の目的
苫小牧東部地域開発検討会で提言されたプロジェクトの一つである「バイオマスエタノール関連産業」については、地元で研究会が組織され、苫小牧東部地域(以下「苫東地域」)でバイオマス資源(トウモロコシ)の試験栽培が行われるなどの取り組みが進んでいます。
本調査は、苫東地域周辺におけるバイオマス賦存量及び利用可能量を把握するとともに、資源トウモロコシによるバイオマスエタノール関連産業の展開可能性を検討しました。
◎調査の結果
苫小牧東部地域開発検討会で提言されたプロジェクトの一つである「バイオマスエタノール関連産業」については、地元で研究会が組織され、苫小牧東部地域(以下「苫東地域」)でバイオマス資源(トウモロコシ)の試験栽培が行われるなどの取り組みが進んでいます。
本調査は、苫東地域周辺におけるバイオマス賦存量及び利用可能量を把握するとともに、資源トウモロコシによるバイオマスエタノール関連産業の展開可能性を検討しました。
◎調査の結果
◆苫東地域のバイオマスエタノール産業展開の優位性
・既存立地企業との連携により未利用エネルギー(排熱)活用が可能
・プラント用地の確保、将来の拡張計画等への対応が容易
・苫小牧港による国内外からの原料調達も可能
・バイオマスエタノール製品の移出も容易
◆苫東地域におけるバイオマスエタノール製造事業のビジネスモデル
・原料調達 :苫東地域周辺の耕種農家等との契約栽培による
・対象エリア:苫東地域から半径50km圏内の地域(農地面積約14,000ha)
・製造量 :40,000KL/年(北海道の需要の50%に相当)
・製造コスト:50.4円/L(製造原価―DDGS等販売収入)
